関西ユーモアご利益紀行

おいとしぼし社 ~住吉大社境内~

細木先生もビックリ!?

初詣に人気の神社の裏に

 

 

初詣でにぎわうことで有名な住吉大社(大阪市住吉区)の

隣に、小さいけれど女性にとても人気の末社がある。

 

おいとしぼし社 住吉大社境内

 

行ってみると女子大生たちがキャーキャー騒ぎながら参拝中。

 

 

「ヤッター! 彼氏できるわ~、キャッ」

 

「うちは××君とアカンみたいや、最悪~」

 

 

イマドキの女の子はあけすけにようしゃべるなあと

妙に感心…。

 

 

彼女らはこの神社のユニークな評判を聞いて

わざわざ京都から遊びに来ていた。

 

 

神社の名前はおいとしぼし社。お愛し星とも書くそうで、

太古飛来した隕石だとか発掘された古代遺跡の一部であるとか

諸説あるが、記録がないので昔から当地に伝わる民間信仰だと

しか分かっていない。

 

 

由来はさておき直径30cmほどの丸石がこちらの神様。

台座の上にチン座してるが、実は不思議なパワーを秘めて

いる。細木数子先生もビックリ、何でも占う占い石なのだ。

 

 

方法は簡単。

まずは占ってほしい事柄を頭に思い浮かべ、

おいとしぼしに手をそえる。

 

 

そして持ち上げ、「重い」と感じたら願いはかなわず、

「軽い」と感じたら願いはかなうという。

 

 

触って占うフレンドリーな神様だ。

元来は商売繁盛、五穀豊穣を願う社だが、

本社である隣の住吉大社が縁結びの神様ってんで

恋占いとおいとしぼし社と結びつき、近ごろ女性の参拝が

ふえたんだとか。

 

 

「願い事によって重さが違うんね~ん」

 

 

女子大生たちは占い石のご託宣を信じちゃってて疑わない。

そりゃ自己暗示だろーなんて野暮なことは言いません。

 

 

 

※南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分